成果

  • オファーの反響が 3 倍増加

  • インタラクション数が 10 億以上

  • 収益に直接的なプラス効果をもたらすインパクトを実現

顧客

  • 企業: BMO

  • 業界: 金融・銀行

  • 製品: Unica

概要

  • パート 1

    課題

    限られた人員体制のもとで、世界中の 1,200 万人を超える顧客一人ひとりに、パーソナライズされたユニークなデジタルエクスペリエンスを提供すること。

  • パート 2

    解決策

    Unica Interact によって、BMO はオムニチャネルで一人ひとりに最適な顧客体験を提供可能に。

  • パート 3

    結果

    10 億件を超えるインタラクションと、オファーへの反応率が 3 倍に向上。BMO の収益に対して明確なプラス効果をもたらしました。

課題

ビジネス上の課題

BMO (モントリオール銀行としても知られる) は、個人向けおよび商業向けバンキングにおいて長い歴史と確かな信頼を築いてきた金融機関です。200 年以上にわたって事業を展開し、現在では北米で 8 番目に大きな銀行として、総資産は 1 兆ドル超、顧客数は全世界で 1,200 万人を超えています。その実績もきわめて優れており、BMO は次の 5 つの戦略的重点分野に取り組んでいます。世界水準の顧客ロイヤルティと成長の実現。連携・権限委譲・評価を重視した勝利のカルチャー。スピード、効率、拡張性を追求したデジタルファースト戦略。業務の簡素化と複雑性の排除。顧客と株主の双方に対するリスクと資本パフォーマンスの高度な管理。こうした取り組みの中で、BMO は顧客の期待が大きく変化していることを認識しています。今日の顧客は、金融機関とのやり取りにおいて、自分の都合に合わせてチャネルやタイミングを自由に選べることを当然と考えています。この期待に応えるには、BMO が顧客の過去の取引や商品履歴を必要なときに即座に参照でき、どのタイミングでもニーズに対応できる体制を整えておく必要があります。BMO の目標は、あらゆる顧客からの問い合わせを、魅力あるエンゲージメントの機会へと転換すること。その実現には、個々の顧客のニーズと好みを深く理解し、ATM・モバイルアプリ・Web サイト・店舗といったあらゆるチャネルを通じて、一貫したパーソナライズドなサービスを提供することが不可欠です。

「数字で見れば、カナダと米国全体で 10 億件を超えるインタラクションが確認されています。顧客の行動モデルに基づくターゲティング精度の向上により、オファーへの反応率も3倍に伸びました。Unica Interact の投資回収期間は、わずか 6 か月でした」

Ali Kazerani 氏

BMO Enterprise Marketing Group、マーケティング戦略、シニアマネージャー

ソリューション/解決策

変革ストーリー

コンバージョンの促進と顧客体験の向上を目的に、BMO は Unica Interact を活用し、すべてのチャネルにおいて顧客一人ひとりに最適化された魅力的で関連性の高いオファーを提供しています。BMO エンタープライズ・マーケティンググループのマーケティング戦略担当シニアマネージャーである Ali Kazerani 氏は、次のように述べています。「インタラクション管理ソリューションとして、リアルタイムのオムニチャネル統合を実現できているおかげで、顧客が好むチャネルにおいて最適なオファーを自動的に提示することができます。この機能を導入して 10 年以上になりますが、私たちは顧客のニーズに合ったタイムリーなソリューションを提供することで、より多くのサービスの利用へと自然に導いています」

Unica の精緻なコンタクト管理ルールにより、顧客がオファーを受け入れると、そのオファーは自動的に非表示となり、再度表示されることはありません。これにより、常に関連性の高いコンテンツだけが提示されるようになっています。また、あるメッセージが一定回数無視された場合には、システムが自動的に次善のオファーに切り替え、顧客とのインタラクションが常に新鮮に保たれるよう配慮されています。さらに BMO では、さまざまなコンテンツやオファーが収益に与える影響を可視化するために A/B テストも実施しています。現在、BMO は 400 件を超えるターゲティングキャンペーンを同時に運用しており、それを限られたチーム体制で実現している点は、Unica Interact がもたらす高い効果の証と言えるでしょう。

結果

成果ストーリー

BMO とその顧客は、Unica Interact が双方向にサービスとソリューションを積極的に提供する仕組みから大きな恩恵を受けています。たとえば、ある顧客が店舗でクレジットカード決済に失敗し、その件でコールセンターに連絡した場合、Unica Interact はその取引に関する関連情報を事前にオペレーターに提供することで、やり取りをスムーズにします。また、IVR (音声自動応答) との統合により、顧客は担当者につながる前に、電話のキー操作で問い合わせの理由を確認・入力できるようになっています。現在、BMO は銀行内のすべての主要チャネル、特にインバウンドチャネルに対応しており、支店、コールセンター、ATM、オンラインバンキング・プラットフォーム、モバイルアプリ、IVR などを通じて、リアルタイムでパーソナライズされたターゲットメッセージを配信できる、真のオムニチャネル環境を実現しています。

数値で見ると、BMO はカナダと米国を合わせて 10 億件を超えるインタラクションを記録しています。顧客の行動モデルに基づくターゲティング精度の向上により、オファーへの反応率は 3 倍に向上。Unica Interact への投資は、わずか 6 か月で明確な収益効果をもたらしました。Kazerani 氏は次のように述べています。「Unica Interact の機能は、当社にとって大きな成功をもたらしました。あらゆるインバウンドマーケティングのニーズに対応する包括的なソリューションです」

会社について

BMO (モントリオール銀行) は、200 年以上の歴史を持ち、総資産 1 兆ドル超を誇る北米第 8 位の大手銀行です。個人および商業向けバンキング、投資銀行業務をグローバル市場で展開しており、全世界で 1,200 万人を超える顧客にサービスを提供しています。

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